くぅちゃねーぜ。

くぅちゃねーぜ。

悠々自適、気ままなブログ

ピーナッツは薄皮ごと食べるのが良い?レントゲンには写らない?

この正月休みのこと。

ピーナッツの殻を一気に全部剥いて炒り、箱根駅伝を見ながらコタツで食べる。

ああ、なんて幸せな時間だろうか。

この何とも言えない味と食感。たまらない。

ついつい無心で手を伸ばしてしまう。

 一気に食べようとし過ぎたせいか、喉を詰まらせそうになってしまった。

 

f:id:Johnny-mac:20190105210201j:plain

今回は、この後を引いて手が止まらない、ピーナッツについて。

 

ピーナッツとは

f:id:Johnny-mac:20190105205940j:plain

ピーナッツは、マメ亜科ラッカセイ属の一年草で、南京豆ともいわれる。

沖縄では方言で「地豆(じまめ、じーまーみ)」と呼ばれ、

このピーナッツ(ラッカセイ)をもとに作った郷土料理が、ジーマーミ豆腐である。

 

日本で生産されている主な品種は以下の通りで、国内の生産量の8割近くを千葉県で作っている。

 ・千葉半立 ・ナカテユタカ ・郷の香 ・おおまさり

 ・立落花生一号 ・改良半立 ・フクマサリ ・金時

 

なんで「落花生」っていうの?

で、このラッカセイの生まれ方だが、

普通、豆は地上になるが、このラッカセイは特別で、地中になる

 

↓おおよそこんな感じ

1.早朝に花が咲き、昼にはしぼんでしまう

2.自分の花粉が自分のめしべに受粉(自家受粉)

3.花の根元にある子房で受精

4.受精後、1週間程度で子房が下を向き、地面に向かって伸びていく

 (この伸びた部分をを子房柄(しぼうへい)という)

5.子房柄が地面につきささり、どんどん根のように地中を潜っていく。

6.やがて子房柄が水平に向き、先端が膨らんでいく。

7.この膨らんだ部分が”さや”となり、中で豆が育っていく。

 

ちるようにして、地面の中で実をむため「落花生(ラッカセイ」と呼ばれているんだって。

 

ちなみに、日本で初めて落花生を栽培したのは、神奈川県の渡辺慶次郎さんという方。

はじめは、せっかく花が咲いてもすぐに枯れ、しかも下に向かって伸びていってしまうので、地面に付いては良くないと思い、一生懸命、付かないように下の土を掘っていったんだとか。

 

ピーナッツに含まれる栄養価とその効果

ピーナッツはほとんどが脂肪分だけど太りにくい?

ピーナッツと聞くと、”脂肪分が多い”と思う人が多いだろう。

実際、落花生はその約半分が脂肪となっているが、コレステロールは含まれておらず、オリーブオイルの主な成分となっているオレイン酸が含まれている。

このオレイン酸は、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを下げ、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果のあるもので、簡単に言うと、良質な太りにくい油といえるわけである。

また、栄養的価値だけでなく、酸化(劣化)されにくいことから、非常に安定性の高い脂肪ってことで、注目を集めている。

f:id:Johnny-mac:20190105210333j:plain


 

薄皮に含まれる抗酸化物質「レスベラトロール」とは?

よく「薄皮は渋いから苦手」と言って、剥いて食べる人がいるが、これは非常にもったいない。

薄皮には、赤ワインなどにも含まれるポリフェノールの一種で、「レスベラトロール」という抗酸化物質が含まれているからだ。

この「レスベラトロール」。抗ガン作用だけでなく、美肌効果やアンチエイジングなど美容にも良いもので、サプリメントとして商品が販売されているほど。

なので、わざわざ薄皮を剥かずにそのまま食べよう(個人的には健康・美容というより、薄皮の渋みが何とも言えず美味だと思っているが)

 

お酒のお供にピーナッツは効果あり?

お酒のおつまみにピーナッツを食べる人もいるが、あれは理にかなっている。

ピーナッツには、「ナイアシン」という栄養素が含まれていて、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解するための酵素を活性化させる効果があり、二日酔いの予防効果がある。

また、我々が食べ物から摂ったたんぱく質や脂質、炭水化物を利用するためには、これらをエネルギーや身体の成分といった人間に必要な形に作り変える、”代謝”を行なわなければならないが、この代謝に広く関与するのもナイアシン

 

f:id:Johnny-mac:20190105210431j:plain

 

ピーナッツを食べる際の注意点

レントゲンに写らない

これ知らなかった。

レントゲンには写らないみたい。

たぶんX線の吸収率が低く、通過していってしまうからなのか?

子どもが誤飲で気管支に入れてしまうと、レントゲンでは気づけないので注意しよう。

 

食べ過ぎには注意

当たり前だけど、どんなものでも食べ過ぎは良くない。

含まれる脂肪は良い脂肪とはいえ、カロリー自体は高いしね。

 

あと、薄皮には「レスベラトロール」のほかに「タンニン」という抗酸化物質も入っていて、食べ過ぎると下痢になっちゃうって。

 

ちなみにピーナッツ食べ過ぎると”鼻血が出る”とか”ニキビができる”ってのは、何も科学的根拠はないらしいよ

 

まとめ

・ピーナッツは、咲いたちるように地中で実をむため「落花生」と呼ばれる。

・ピーナッツの脂肪分は、オレイン酸という良質な油が含まれているため、体に良い

・薄皮にある抗酸化物質「レスベラトロール」のほか、二日酔い予防に欠かせない「ナイアシン」など、栄養価が高い

・ピーナッツはレントゲンに写らない

 

今回は炒ったけど、茹でて食べる「生ピーナッツ」なるものも美味しいらしい。

次回試してみるか。

 

以上