くぅちゃねーぜ。

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悠々自適、気ままなブログ

トイレはキレイに使いましょう!

猟奇的な事件 現場はトイレ

今日、会社で同僚とトイレにまつわる話題になった。

なんでも、同僚友人の会社トイレの床面に誰かが小便をまき散らすという猟奇的な事件が起きたというのだ。

現在、職場総出のシミュレーションなどで、犯人捜索中。

 

なんであんなに飛び散るの?

それで思い出したのだが、前から気になっていたことで、

会社のトイレで小便器周りにけっこう液体が飛び散っているのだが、

あれはいったいどういうことなのか?

子どもであれば、上手く出来なくて飛び散ってしまったというのは分かるが、

大人しか使わない職場のトイレである。

いくらなんでもあれはないだろう。

 

わざと遠目から狙っているのか?

それとも、手放ししているのか?

はたまた隣の便器を狙っているのか?

 

なんにせよ、そんな所を見るのも立つのも気分が悪いもの

みんな正しくキレイに使ってほしい

 

というわけで、今回はトイレについて、掘り下げてみることにした。

 

代表的なトイレの種類は3つ

トイレの種類は大きく3つで和式洋式、男性用の小便器

流す方式としては、水を使って排水するのを水洗式、便器の真ん中に穴があって汚物が下に落ちるものが汲み取り式、いわゆる「ボットン便所」である。

また、洋式便所でも組み合わせ型、一体型、タンクレス、システムトイレなど今は色んな種類があるが、横道に逸れすぎるのでここでは触れない。

 

ちなみに、今の子はあまり和式トイレを使ったことがないらしく、逆向き(入り口側を向いて)に座ってしまう子もいるみたい。

そして、日常ほとんど使う機会がないせいか、あの座り方(うん〇座りとか、ヤンキー座りとかいわれるやつ)をするための筋力が年々衰えてしまっているようだ。

 

トイレの歴史について

中世ヨーロッパの路上はゴミや糞尿だらけ!?

中世ヨーロッパでは、ゴミだけでなく排せつ物をも路上や河川に投げ捨てるのが当たり前で、道路やあのセーヌ川も汚物で溢れかえっていたそう。

トイレもあるにはあったようだが、外に直接落とすタイプのもので、道の端を歩いていると頭から汚物をかぶってしまうことも…

もちろん、一般家庭になどトイレはなく、いわゆる「おまる」を使って、溜まったら指定の場所に持っていくルールだったようだが、守る人はおらず、やはり、その辺にぶん投げていたらしい。

今の素敵なイメージのヨーロッパの街並みからは想像できない“暗黒時代”だ

 

日本のトイレ文化

一方日本では、トイレのルーツは縄文時代に遡る。

川に板を張って直接排便する「川屋」。これは今の「(かわや)」の語源にもなっている

 

鎌倉~江戸時代になると、糞尿は畑作のための貴重な肥料として使われるため、汲み取り式便所が普及する。貴族など上流階級のものは、食べるものの違いもあってか、高価で取引されていたらしい。

 

このように日本人が排せつ物を集めるのは、経済的価値だけでなく、古来から万物には神が宿り、トイレ(厠)にも「厠神(かわやかみ)」という神がいると信じられ、糞尿をむやみに投げ捨てるのは罰当たりと考えられていたからだという。

 

明治以降は、欧米から洋式便所が伝わるようになり、その後、様々な進化を遂げて、暖房便座やウォシュレットが付いている今の形になったのだ。

  

トイレの使い方

次にトイレの使い方について考えてみる

小便器の場合

まずは、周りに飛び散らせないことが最低限のマナーだろう。

便器との距離を詰め、便器の真ん中やや下よりを狙い

出来るだけ入射角を小さくとることがコツだ

ターゲットシール(的みたいなやつ)を貼っているものがあればそこを狙えばOK

小便器の底は一番飛び散りやすいポイントだが、穴やトイレボール(洗剤)を狙うなどもってのほかだ。

 

和式便座の場合

単純で、金隠し(ドーム状の部分、普通は入って奥側にある)を前にして座ればよい

 

洋式便座の場合

これが一番、人によってバラツキがあるだろう

僕の場合、大の時、やや中腰になり、後ろから手をまわして拭くが、人によっては、座りながら拭く人もいるし、前から拭くという人も意外に多くて驚いた。

あと、座るとき服が床面に付くのを嫌がり、予めズボンを全て脱ぐという人もいた。

 

まあ、飛び散りには関係ないだろうし、この辺はある程度好きにやればよいと思うが、女性の場合、衛生上の問題もあるので気にした方が良いかもしれない。

 

トイレメーカーが率先して普及啓発をしては?

トイレの使い方なんてのは、きっと小さい頃、親に教わったやり方がベースだろう。

そして、それが正しいかどうかなんて、改めて確かめる機会なんてないはずだ。

 

そこで提案なんだが、トイレメーカーが”プロ”として、トイレの正しい使い方の普及啓発をテレビCMとかでやってみてはどうか

 

今時点でも確かに、TOTOなんかが、トイレの順番待ちの並び方や、使用後に水を流す、使用済みトイレットペーパーをゴミ箱に捨てない、など、マナーに関する部分は少しHPで公開している。

 

これに使い方、例えば、小便器で狙う場所や立ち位置など、具体的なことを使用者目線で解説してくれれば、みんなが正しい使い方を身に着け、ひいては、トイレ文化の向上にも繋がって一石二鳥ではないか?

 

用を足しても流さずに行ってしまったり、トイレットペーパーを盗んで持ち帰ってしまったり、こんな光景をみると、そこだけでなく、地域や国自体にも悪い印象を持ってしまうかもしれない。

 

まさに“トイレ文化は民度を表す”といっても過言ではないと思う。

 

是非ともトイレメーカーと使用者一丸になって、トイレ文化の向上させてほしい。

 

以上