くぅちゃねーぜ。

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悠々自適、気ままなブログ

物忘れが激しいのは気のせい、覚える事が増えただけ

最近物忘れが激しくなったような気がする

 

仕事の資料作りをしていて、いいアイディアが浮かんでも、

ちょっとトイレとか打ち合わせに行っているうちに忘れてしまったり。

スーパーに買い物行くとき、必要なものを決めていくんだけど、

買い物に行った先で目的のものを忘れてしまったり。

 

僕はまだ30代なのに大丈夫なのだろうか?

気になったので調べてみた。

(※あくまでも個人の見解・解釈なのであしからず)

 

 

結論

物忘れが激しくなったのではない。覚える事が増えただけ

 

とりあえず一安心。ではどういうことか?

 

物忘れのメカニズム

そもそも、モノを忘れるとはどういうことなのか?

その前に“覚えること”について。

 

短期記憶と長期記憶

ヒトの脳には、海馬というタツノオトシゴのような形をした部位があって

新しい出来事や情報なんかはここで整理され、蓄えられる。

この部分は一時的な蓄積を行う所で容量も小さい。(短期記憶

短期記憶の例:

 テスト対策で一夜漬けで覚えた英単語とかはすぐ忘れるでしょ

 

そして、何回も反復したりして、生命に必要な情報だと認識された情報は、

その後、大脳皮質に蓄積されるが、ここまで来た情報はそう簡単には忘れず、

容量もたくさんある(長期記憶

長期記憶の例:

 自転車の乗り方、家の住所とか

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記憶のプロセス

これらは、次のようなプロセスで記憶される。

①記銘(覚えること)

②保持(覚えたものを維持すること)

③想起(思い出すこと)

 

物忘れとは?

物忘れとは、記憶のプロセスのうち

③想起(思い出す)に問題があることである。

すなわち、記憶の一部分だけ抜けている状態

よく、「今日の朝ごはん何だったっけ?」とか「あの人、顔は思い出せるのに、

名前が出てこない」というあれだ。

この場合、朝ごはんを食べたことや、その人を知っていることは覚えており、

忘れてしまっていることの自覚はある

 

認知症との違い

一方、認知症の場合、プロセスのうち①記銘(覚えること)自体にも問題があり

記憶の全体が抜け落ちてしまっている

物忘れと違い、朝ごはんを食べたことや、人と会ったことがあるかどうかすら忘れてし

まっている。

つまり、物忘れをしていることすら忘れてしまっているのだ。

  

物忘れ外来

余談だが、今は、“物忘れ外来”なる診療科があり、

認知症などの診療をしてくれるらしいので、

物忘れが激しすぎて気になる人は行ってみると良い。

 

物忘れって、やっぱり年とるとひどくなるの?

「最近、物忘れがひどくて」

「年だからね」

なんてやり取りはよくある。

 

僕も年齢を重ねから、ひどくなるものだと思っていた。

だが、脳科学の専門家である池谷裕二氏は、著書「のうだま」で興味深いことを言って

いた。(はっきりとは覚えていないが、おおよそこんな感じだったはず)

 

年を重ねても、脳神経細胞は減らない。記憶力は落ちない

・子どもと違い、大人はたくさんの情報にさらされているから、

 情報を引っ張り出すのが大変

子どもも大人も物忘れの頻度は同じ、時間の捉え方が違う

・子どもにとっては半年前は“昔”、大人にとっては“最近”。

 だから、大人は「最近の事なのに忘れてしまった」とショックを受ける

 

ちなみに、脳神経細胞については、115歳で亡くなった人の脳を解剖し、機能がほぼ衰

えていないことを確認したらしい。

 

まとめ

つまり、子どもも大人も変わらない。

年を取ったから、物忘れが悪くなるわけではないようだ。

実は少し心配だったので安心した。

 

たくさんの情報にさらされる脳のメモリを有効活用するため、

今まで面倒くさがって使わなかった手帳を使ってみるか。

 

以上